ゆうかり文庫(出版情報)
句集 金扇
出版日2020年12月28日発行者姜琪東 著者西浦昭美(高3期)
受験絵馬掛くる緒固く結びけり
門川の水の匂ふに梅雨兆す
だんじりの曳行秋の灯をつらね
灼くる地へ湯立支度の水こぼす
平成15〜31年の作品を収めた句集。

西浦昭美(高3期)
昭和7年 大阪市生まれ
昭和43年 「貝よせ」入門
昭和47年 「雪解」 入門
平成元年 雪解新人賞受賞
平成10年 「懸巣」 入門
平成25年・27年 雪解賞受賞
平成28年・29年 雪解特待賞受賞
平成30年・令和元年 雪解賞受賞
現在
「雪解」 同人
俳人協会会員
応援される人42の言葉
出版日2022年08月02日発行者日経BP 日本経済新聞出版 著者一柳良雄(高16期)
●本書の注目ポイント
【注目ポイント1 今話題の経営塾! 「一流塾」の塾長による書籍】
安倍晋三・元総理大臣、小池百合子・東京都知事をはじめ、日本を代表する経営者、政・官・財・学・芸術など各界一流の講師陣による〝ホンモノ〞に触れ〝ホンモノ〞を学ぶ経営塾。それが「一流塾」だ!
著名なカリスマ経営者の名前が付いた経営塾はいくつかあるが、「一流塾」がそれらと違うのは、カリスマ経営者の「理念」を学ぶのではなく、各界の〝ホンモノ〞の人たちから、いろいろな視点で「現実」の世界を学べるということだ。
その「一流塾」の塾長が、若い人たちにもわかりやすく、42の言葉で伝えており、ちょっとした移動時間などスキマ時間で読むことができる構成になっている。
【注目ポイント2 自分の「夢を叶える」には「応援される人」になることが重要】
著者が秘書を務めた天才政治家・田中角栄をはじめとして、〝ホンモノ〞の人物はみな、人から応援されることによって、事を成し遂げている。
もしあなたに何か成し遂げたいことがあるならば、叶えたい夢があるならば、そして喜びに満ちた人生を送りたいならば、どうかあなたも「応援される人」になっていただきたい。そのためのヒントとなるような、著者の経験に基づいた数々の言葉を、本書で紹介している。
【注目ポイント3 「応援する人」であり「応援される人」でもある著者自身の豊富な経験に基づいて書かれていること】
著者・一柳良雄氏は、通商産業省に入省し、宮沢喜一、田中角栄などの通産大臣秘書を務め、昭和の時代をつくった大物政治家、官僚、経済人を目の当たりにしてきた。とくに伝説の政治家・田中角栄の間近でその言動を見聞きし、田中角栄が「応援される人であった理由」、「人から応援されることの大切さ」を肌身で感じてきたのだ。本書には、田中角栄の貴重な言葉も出てくる。
著者は、通産省時代にハーバード大学(ケネディースクール)卒業(行政学修士取得)、国際エネルギー機関(IEA)省エネルギー課長(在パリ)就任などを経験し、国際感覚も豊かで、これからの日本に何が必要なのかを熟知している。
そこで著者は、天下りの安定ルートを捨て、〝日本の未来を担う人たち〞の育成のため、「一流塾」を開塾し、「応援する人」になる。
そして、その志に共感した周囲の著名経営者から応援され、自らも「応援される人」となり、現在まで、BSテレビ東京「一柳良雄が問う 日本の未来」のキャスター、東証プレミアム上場企業の役員、顧問等を多数務めるなど、多方面で活躍している。
まさに「応援する人 される人 そして未来を変える人」を体現してきた人物である。
その経験から生まれた知見を42の言葉にまとめている!

一柳良雄(高16期)
一流塾塾長、株式会社一柳アソシエイツ 代表取締役&CEO
1946年生まれ。
1961年大阪府立八尾高等学校入学。
1964年東京大学入学、1968年通商産業省入省、1970年宮沢喜一、田中角栄の通商産業大臣秘書を務める。
1973年ハーバード大学(ケネディースクール)卒業(行政学修士取得)。
1977年国際エネルギー機関(IEA)省エネルギー課長(在パリ)就任後、村田敬次郎通商産業大臣秘書官、近畿通商産業局長、総務審議官を歴任。
通商産業省を退官後、2000年株式会社一柳アソシエイツ代表取締役& CEO に就任。
日本ベンチャー学会理事、一流塾塾長のほか、2012年から現在まで「一柳良雄が問う 日本の未来」(BS テレ東)のキャスターを務めている。
東証プライム上場企業の役員、顧問等も多数務める。
日はまたのぼる
出版日2022年10月10日発行者田中令子 著者田中令子(高16期)
生い立ちより現在に至る文章と、俳句集
(序)
コロナ禍で俳句の吟行は大変、難しいものがあります。自転車で近辺の神社やお寺、名所、史跡位は行けると思いますが、もう少し暖かくなったら、自粛処置が解かれたら、電車に乗って、天王寺界隈の神社仏閣、七坂辺りを散策してみたいと思います。
私にはまだ畑仕事があるので、土に触ることや野菜や花を育てることが出来るので幸せだと思います。明日を信じて、今出来ることをこつこつ頑張り、名句をしっかり学んで想像を含らませ、作句に努める以外に方法はないでしょうか。案外、近くの公園や川などに季節の持たらす新しい発見があるかも知れません。街を行く学生や人々の中にも季節を感じる動作やファッション、持ち物等にヒントがあるかもしれません。

田中令子(高16期)
昭和20年9月18日生まれ
器械体操部出身、元大阪大学職員
松の実句会、河内野句会会員
新版 債権総論 中巻
出版日2021年04月08日発行者判例タイムズ社 著者奥田昌道(高3期)、佐々木茂美(高18期)
本書改訂の基本的方針は,旧版を基底に据えつつも、それに大幅な修正・加筆を施すことによって、現在の法実務の状況に適合する最新の判例法理等の情報を提供するとともに、この分野を学習する者、とりわけ法科大学院生や司法修習生,さらに法曹等の実務家や研究者にとっても実践的な内容のものとすることである。
奥田昌道(高3期) (「『新版 債権総論』の刊行に当たって」より抜粋)
中巻の取り扱う範囲は「,第3章 債権の効力」のうち、上巻で取り上げた部分の残りから「第4章 多数当事者の債権関係」までであり、その分量はほぼ上巻と同程度になる。
このうち「第3章第9節 詐害行為取消権」と「第4章第5節 保証債務」は、思いのほか困難な作業であった。
前者については、裁判実務で積み上げられた判例法理が、改正法により、どのような変容を求められるかが中心課題となる。このため、改訂に当たっては,今般の改正法の制定過程で交わされた議論は勿論のこと、その後の実体法のみならず倒産法を含む手続法に関する学説の展開も反映する必要があり、これらが複雑に絡み合い、今後の実務の方向性を探ることが難しかったからである。
また、後者は、旧版以降の急速な社会・経済情勢の変化に伴い、人的担保法理が進展し、かなり大規模な改正となった分野である。このため、勢い改正法の規律もその規制領域ごとに細分化されている上、その適用関係も輻湊しており、今後、実務において,改正法下における新たな保証制度がどのように活用されるのかが定かでなかったことによる。
佐々木茂美(高18期) (「中巻の刊行に当たって」より抜粋)

奥田昌道(高3期)、佐々木茂美(高18期)
奥田昌道(高3期)
1932年生まれ
1955年:京都大学法学部卒業
1958年:京都大学法学部助教授
1970年:京都大学法学部教授
1992年:京都大学大学院法学研究科教授
1996年:京都大学名誉教授
1999年:最高裁判所判事
2004年:同志社大学大学院司法研究科教授
同年:日本学士院会員
佐々木茂美(高18期)
1948年生まれ
1971年:京都大学法学部卒業
1974年:福岡地方裁判所判事補任官
1988年:東京地方裁判所判事
1989年:司法研修所教官
1999年:大阪地方裁判所部総括判事
2005年:京都家庭裁判所所長
2007年:大阪地方裁判所所長
2010年:司法研修所所長
2011年:高松高等裁判所長官
2012年:大阪高等裁判所長官
2013年:京都大学大学院法学研究科教授
新版 債権総論 下巻
出版日2022年03月28日発行者判例タイムズ社 著者奥田昌道(高3期)、佐々木茂美(高18期)
下巻の取り扱う範囲は、上巻・中巻で取り上げた部分の残りである「第5章 債権譲渡と債務引受」と「第6章 債権の消滅」であり、その分量は中巻とほぼ同程度になる。
旧版を基底に据えながら、旧法下における判例法理を整理するとともに、法制審議会の審議過程における議論を参酌して新法の下で想定される裁判・弁護実務上の諸課題を取り上げ、その解決の方向性を探ることは、難しい作業の連続であった。
新法下において生ずる解釈上の諸問題については、更なる議論の深化がみられるところであり、今回の改訂作業において十分に咀嚼することができなかった問題点等も含め、少し時間をおいて考察してみる機会もあるのではないかと思っている。
佐々木茂美(高18期) (「下巻の刊行に当たって」より抜粋)

奥田昌道(高3期)、佐々木茂美(高18期)
奥田昌道(高3期)
1932年生まれ
1955年:京都大学法学部卒業
1958年:京都大学法学部助教授
1970年:京都大学法学部教授
1992年:京都大学大学院法学研究科教授
1996年:京都大学名誉教授
1999年:最高裁判所判事
2004年:同志社大学大学院司法研究科教授
同年:日本学士院会員
佐々木茂美(高18期)
1948年生まれ
1971年:京都大学法学部卒業
1974年:福岡地方裁判所判事補任官
1988年:東京地方裁判所判事
1989年:司法研修所教官
1999年:大阪地方裁判所部総括判事
2005年:京都家庭裁判所所長
2007年:大阪地方裁判所所長
2010年:司法研修所所長
2011年:高松高等裁判所長官
2012年:大阪高等裁判所長官
2013年:京都大学大学院法学研究科教授